季節を楽しもう!
土鍋で旬を味わおう
寒い季節の食卓にぴったりの土鍋は、食材の美味しさをより引き出してくれる優れものです。鍋料理はもちろん、煮物、蒸し物にも使える土鍋で、冬の味覚をもっと楽しみましょう。
土鍋の魅力とは?
低速加熱でうま味を引き出す
土鍋は金属製の鍋と比べて熱伝導性が低く、ゆるやかに温まるのが特徴です。食材のうま味を引き出すのに適した40~60℃を自然にキープしながら調理をすることができます。
高い蓄熱性と保温性
温度が下がりにくい性質をもつ土鍋は蓄熱性が高く、低温でも十分な加熱調理が可能なため、食材の煮崩れや吹きこぼれを抑えられます。また保温性も高いため、火が消えても温かさが持続します。
遠赤外線効果でまんべんなく食材を加熱
土鍋は粘土から作られる陶器です。その特性上、多くの遠赤外線を発生させるため土鍋内部のあらゆる方向から熱が伝わり、食材を芯からまんべんなくじっくりと加熱することができます。
土鍋を使う時の注意点
メリットの多い土鍋ですがデリケートな素材でできているため、誤った使い方をすると破損してしまうことがあります。注意点を守って長く大切に使用しましょう。
土鍋を使う際のNG事項!
- IHヒーターで使用しない(IH対応のものを除く)
- 急激な温度変化に弱いため、熱い状態の土鍋を急に冷やさない
- 吸水性が高いため、しっかり乾かしてから収納する
- 湿気を避けるため、長期間使わない場合は新聞紙などに包んで保管する
新品の土鍋を使う前には「目止め」を!
新しい土鍋を使い始める時には、米と水を煮て土鍋に膜を張る「目止め」の作業をしましょう。ヒビ割れやにおい移りを防ぐことができます。
土鍋の意外な使い方
蒸し器として!
例)肉の土鍋蒸し
- 土鍋に白菜などの水気のある葉野菜を敷く
- 鍋底から2cm程度まで水を入れる
- 沸騰させたら肉を入れる
- 再加熱して具材に火が通れば完成
スイーツづくりにも!
例)土鍋プリン
- 材料を混ぜ合わせて土鍋に入れる
- 弱火にかけ、とろりとするまで混ぜる
- 火を止めてふたをし、土鍋が冷めるまで待つ
- 冷蔵庫で冷やして完成