ガス設備に関する保安業務(家庭用LPガス周知文書2023)
保安業務の内容
供給設備
LPガス容器からガスメーターの出口までは「供給設備」と呼ばれ、管理責任はLPガス販売店にあります。
•4年に1回以上、LPガス販売店または保安機関が定期点検を実施
消費設備
ガスメーターの出口からガス器具まで(メーターがない場合は容器からガス器具まで)は「消費設備」と呼ばれ、管理責任はお客様にあります。
•4年に1回以上、LPガス販売店または保安機関が定期点検を実施
•日頃の点検、維持管理はお客様ご自身で行う
※点検・調査の結果、改善を指摘された設備については、改善や器具の交換などにご協力ください。
周知(保安上重要なお知らせ)
LPガスの使用上の注意などを記載したパンフレット(周知文書)を、お客様に配布して説明します。
•2年に1回以上、設備によっては1年に1回以上
緊急時の連絡と対応
お客様からガス漏れなどの連絡を受けた場合、速やかに対応します。
•緊急時の連絡先は365日24時間対応
容器交換時に行う点検
LPガス容器の転倒防止措置やバルブの確認など、外観点検を行います。
•容器交換時、または1ヵ月に1回以上
初めてガスを供給するときに行う点検調査
ガス器具も含めたLPガス全体の点検・調査を行います。
•お客様のLPガス使用開始時(ご契約時)
※法律に基づく定期的な保安業務は無料ですが、消費設備の修理や改善が必要な場合は有料となります。
長期使用製品安全点検制度について
経年劣化による重大事故のおそれがある製品を特定保守製品に指定し、点検を促す「長期使用製品安全点検制度」から、屋内式ガス瞬間湯沸器と屋内式ガス風呂釜が除外されました。
これによりお客様に法定点検を受ける責務はなくなりましたが、安全のために購入後10年以上経過したガス器具は点検・取替えをおすすめします。
※石油給湯器と石油風呂釜は、継続して特定保守製品に指定されています