LPガスを安全で快適にお使いいただくために(家庭用LPガス周知文書2023)

LPガスの性質

空気よりも重い

LP ガスは空気よりも重く、漏れると低いところにたまる性質があります。ガスが漏れた際は特に下の方の風通しをよくしてガスを追い出しましょう。

燃焼にはたくさんの空気が必要

LPガスが燃焼するためにはたくさんの空気(酸素)が必要です。換気が不十分だと不完全燃焼を起こし、CO (一酸化炭素)が発生するので、室内でガスを使用する際は、十分に換気をしてください。

ニオイをつけている

LP ガスはもともと無色無臭ですが、ガスが漏れたときに分かるよう、人工的に独特なニオイをつけています。

クリーンなエネルギー

LP ガスは環境負荷が相対的に小さく、クリーンなエネルギーであると位置付けられています。

燃焼器具の選び方

LPガス用の器具を使用する

LPガス用の器具には下図のような表示があります。都市ガス用器具は使えません。ガス器具の取扱説明書をよく読んでから、ご使用ください。

「安全機能付き」の器具を使用する

2008 年4月以降に製造された全ての家庭用コンロ(卓上1口コンロを除く)は、4つの安全機能が付いている「Si センサーコンロ」です。使っているガスコンロが古い場合は、「Si センサーコンロ」への買い替えを検討しましょう。


Siセンサーコンロの4つの機能

調理油過熱防止装置

センサーが鍋底の温度を感知し、約250 ℃になると自動で消火

立ち消え安全装置

吹きこぼれや強風で火が消えた場合、自動的にガスをストップ

消し忘れ消火機能

コンロ・グリルともに、点火後、一定時間が経過すると自動的に消火

早切れ防止機能

炒め物などの場合、鍋底が約250℃になっても消火せず、火力を調節